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今日は午後から知り合いの京都市立芸大の先生が生徒さんを連れてご来店。
漆芸科の中でも木工を専攻している学生さん達が勉強のために家具や小物のリサーチに来られました。 ![]() 今までとは違う視点で見ることによって、気にしていなかったことや、 気付いていなかったことなどが見えてきますからね。 皆さん思い思いに座り心地を試したり、ひっくり返して裏側の構造を観察したりしていました。 ![]() 合間には以前、宮崎椅子製作所の展示会用に作成されたビデオを見てもらいました。 ![]() 学内にも結構いろいろな種類の木工機械があるそうですが、 やはりメーカーの機械は種類も性能も違うので皆さん興味深く見ていました。 生徒さんよりも先生の方が経験がある分、かなり興味を惹かれたようです。 ![]() それぞれのパーツの構成や接合部なども説明させてもらいました。 出来上がってしまうと普通に納まっているように見えますが、 実はその裏側ではいろいろな工夫が凝らされているのがパーツを見ると一目瞭然です。 構造的に強度を確保するためにどうしているか、組立ての精度をアップするためにどうしているか 学生さんだけでなく、先生方にもこれは新鮮だったようです。 以前、宮崎椅子の社長が言っていた言葉で印象的だったのが、 「難しいデザインをいかに普通に見せられるかが大切」という言葉です。 図面の段階では製作するのがとても難しいデザインに見えても、 それをいかにアイデアと工夫で「普通」に見せられるか。 ここで言う「普通」というのは、見た時に違和感なく納めることが出来るかということ。 そして違和感がない、ということは全く無駄がない、ということです。 これは言葉では簡単ですが、実際に形にすることはとても難しいことです。 これから本格的にデザインやモノづくりの勉強を始める学生さん達には難しいと思いますが、 日本のトップメーカーが作るモノやそれが出来る工程を知ることはとてもいいことだと思います。 自分のつたない説明でどれぐらい伝わったかわかりませんが、 学生さん達の今後に何かお役にたてたのであれば嬉しいです。 ホームページはこちら ▷ interior suenaga
by is-kki
| 2014-05-12 22:41
| 家具
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